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ここでは“リトル”の計器関連について,簡単にまとめています.
あと,本人の強い要望により担当者についてもまとめてみました.読んでみて下さい.

2代目部長&計器系担当

Manabu Miyazaki

 工学部 電気工学科 3年

 よく言う台詞
           「ハムにするぞ!」「ミンチにするぞ!」
 決め台詞
           「ぶ’っころすぞ〜!!オメ〜等!!」

本人の強い要望により,載せる事にしたコメント
  
 今回取り組んだAKI-H8/3048Fによる尾翼の電気的制御・計測機器は,昨年の第24回鳥人間コンテストに起きたトラブルを繰り返したくない為に作成したものである。尾翼の電気的な制御にこだわったのはその雪辱をはらす為です.エアロセプシー(ヤマハ発電機)が1997年ど鳥人間コンテスト出場時に使用した下図の様なシステムを参考にしました.(第3回スカイシンポジューム,6366項参照)
 機体に搭載した計測器は,対気速度計とプロペラの回転計,フロントのタイヤとリアのタイヤの離陸を検地するタッチセンサーです.




<Plan>

1).測機器による電波の発生を大会レギュレーションで禁止されています.
それによって,超音波を使う高度計を断念し、回転計・対気速度計の2つに絞りました.

2).水平尾翼はアナログ制御で行い、垂直尾翼はディジタル制御で行う事にしました.
それは,俊敏な動きを要求される水平尾翼に,ディジタル制御では役不足と判断したからです.
垂直尾翼に関しては,水平に比べた場合に精密な操作を必要としないので,押しボタン操作によるディジタル制御を採用しました.
3).飛行中の明確なデータの収集を実現させる為の“データロガ−“を付ける事を
トータルコーディネーターより注文を受け,製作の視野に入れました.

<Consideration>
 今年の反省点は,1)データロガーで取れるログの時間が60秒しか取れなかった 2)尾翼のニュートラルをとるのが手作業であった. 3)琵琶湖でのデータが取れなかった. などが挙げられる.
 今後は,
RAMを増設する事でログの取れる時間を長くする必要があると感じました.また,高度計も開発の視野に入れておく必要があると思います.しかもセットで,機体の傾きを測るオートジャイロ等も搭載すると面白いかもしれない・・・.機速計については,機速の係数を決めた方法がなかなか怪しいので,もう一度補正し直す事を進めます.今年の反省からシャフトの近くに回転計用のエンコーダーを置く事を薦めます.


 下記に写真を交えて,宮崎のコメントを載せています.

 最新基盤です。今後メモリの増設に取り込む予定.
ライターをあげてしまったおかげで,只今ライターから
製作中・・・お楽しみに!

 光学式ロータリーエンコーダーです.こいつには俺と山ゾーの2人だけが知る秘密が・・・

 ¥6000もして,最初かなりオーバースペックの物だったのを,高坂さんの助けを借りてどうにかこうにか出来ました.プロペラは¥700でした.
 これは自主制作の基盤です.(基盤自体は,ゼミのものなのでみんなナイショにしてね)大会本番の予備として作りました.今のところ唯一動くやつです.機速計と回転系,エレベーター&ラダー用の舵、フロント&リアのフライトセンサー,ログ用ボタンがついています.
 実は今年1年間,こんな事ばかりしてきました!
これは,実際琵琶湖に浸かった計器たちの一部です.プロペラの回転を読みとるセンサーは,カーボンで加工して使いました.エレベータの舵は,昔プロポだった物を使いました.電圧計は,エレベータの操舵量を一目でパイロットが読み取れるように付けました.残念ながら壊れて帰ってきました.

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