S-070 “little WING | 作業日記 | 番外編 | Test Flight ( 5.27 ) ( 6.23 ) ( 6.30 ) ( 7.07 ) | 第25回 鳥人間コンテストReport |

1stテストフライトから2週間.この間に学校での試験走行など準備を整えて試みました.しかし,この時の飛行場の提示する天気予報は,曇りで風速が3〜5m/sと予報通りならテストフライトが非常に困難なものでしたが,飛行場に着いてみれば若干の風はあるけども青空に恵まれました.

 去年からテストフライト前日のお決まりになっている“フィルムのアイロン掛け”です.これは,翼に貼った熱収縮フィルムにテンションを与え,翼を仕上げる作業です.これを前日に行なうのは,与えたテンションにより他の材料の破壊を防ぐ為です.しかし,全部の翼を仕上げるのに大変時間がかかるので,材料・方法を改善する余地がありそうです.
 完成したトラック用ラックです.作り終わるまで非常に不安でしたが,
見事に全パーツ収納できました. 収納後に改めて,“リトル”の翼の
大きさを痛感しました.
 山ちゃん設計・製作による“リトル”のペラ1号(通称:ひょろペラ)の登場です.根元まで綺麗な仕上がり!このペラが,どんな性能を発揮するのか!?・・・・・
 楽しみと不安でいっぱいの山ちゃんです.

 機体組み上げも順調に終わり,テストフライトの説明での決まり文句 「飛行機は,たとえ壊れようが直せます.だけど,人の怪我は僕達には
治せないので,絶対に無茶はしない!」も言いました.
 いよいよ“リトル”のテストフライトの始まりです!!
「一体,どんな飛行機に仕上がっているのか!?」 楽しみでもあり,
不安でもある複雑な心境でした.
 このテストフライトでは,飛ばす事に挑戦する事も出来ずにテスト走行のみで終わってしまいました.それでも様々な
問題点が浮上し,主翼設計に関しては少々の安心材料を得る事ができたテストフライトでした.

テストフライト終了後には,尾翼が無残な姿になっていました.
 尾翼によって生じるトルクにサーボモータが負けてしまいました.それによって,パイロットの意思とは関係なく上昇陀をきってしまう尾翼が原因で,ウィリー状態で走行をしてしまう事態が生じました.テスト走行の妨げになる為,ビニールテープによる尾翼の固定で応急処置をする結果になってしまいました. この時のサーボ制御を担当していた宮崎は,「俺の責任じゃね〜!!俺の半年返せ〜!!(怒)」と耳が痛い事を叫んでいました.「ゴメンなさい.あなたは全く悪くないです.(kera)」



5本日のテスト走行5本目.PCDアダプターが吹っ飛び,テストフライト終了のきっかけとなりました.原因究明に励む雄太と紺田さんです.
 プレートが根元から吹っ飛んでしまいました.接着の甘さが原因の1つでした.このユニット位置や構造の見直し等,改善すべき課題が浮上してきました.


 テストフライトが終わり,出来上がった写真を片手に振り返っていました.すると,どう見てもプロペラが曲がっている様にしか見えない写真が数枚・・・.
(その内の一枚が上のテスト走行中の写真です.分かりますか?)
 山ちゃんにも話して,実物を見て確かめる事にしました.すると,やはり強度不足の為に桁自体が曲がっていました.(右写真) 次のテストフライトまでに根元のブレードを破壊し,桁の補強と修復する事になりました

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