S-100 “KINGFISHER” | | T.F. (7/4) (7/16) (BirdmanRally)
28th Biraman Rally Report

7月31日・8月1日に第28回鳥人間コンテストが行われました。
今年の鳥コンの天候は、台風の影響もあって、風は強いわ、雨は降るわで、はっきり言って最悪の状況だったと思います。でも、みんな、飛ばせる、いや、飛ぶことを信じて一生懸命作業しました。
ここでは、その様子をリポートします。
「それにしても今年は本当に天候に恵まれない年だったな〜」

今年、琵琶湖に持ち込んだ主な作業は、フェアリング作り(例年通り)、翼のアイロン、電装関係ですね。
後は、ペラのアイロンや私の作業の遅れのせいで、翼端のアイロンも持ち込んでしまいました。

今年は雨が降っていたので、すべての作業をテントの中で行わなければならない状況でした。
そのため、フェアリングを作るのもテント内、翼を置くのもテント内、アイロンかけるのもテント内、で非常に窮屈な状態だったと思います。
そんな中、桁押さえをしてくれた1年生には、ほんと感謝してます。
フェアリングの骨組みが完成した様子です。
この上から、スチペそしてさらにその上から
銀シート・フィルムを貼って完成です。

上の写真は全部フェアリングのスチペを貼ってる写真です。
なにせ、スペースがなくて大変でした。上下左右全部狭いって感じでしたね。
右下の写真は底の部分のスチペを張ってる様子なんですが、チェキ(千木良)ががんばってます。



上の写真は電装班のフラットスリーです。
左から末ちゃん(末松)、長澤、奥中さんです。
長澤が持っているのは、パイロットが見るモニターで、安全対策用のスタイロで作ったケースに覆われています。
しかも、これ全部面取りしてある、本人いわく、『こだわり』らしい。
奥中さんが持っているのは高度計、なんか笑顔がまぶしいですね。
ってか、今気がついたんですが、上に書いた「フラットスリー」って、若干古いですね・・・。
なんか、自分で書いてて悲しくなってきました・・・。(涙)



上の写真はアイロンかけの様子です。こちらも非常に狭いスペースでがんばってました。
今年は、移動中の翼の破損もなかったために、翼に関する作業はこのアイロンだけでした。



桁押さえをしている1年生です。
何気にこの桁押さえって結構大変なんです。


8月1日の朝の空の様子。
これ見て「いける!」と思ったんだけどな〜。



       
左上の写真    :翼とフレームの接合をしている室井さん(今年の設計者)、この接合部に関してはいろいろありましたね〜。
右上・左下の写真:翼の接合をしている湯浅とチェキ
右下の写真    :今年つけることになった翼端をつけている私と、チ・・じゃなくて、マメ。自分で自分みても、オッサンやな〜。

1回目のテストフライトに続いて、ペラを取り付けてる、橋本さんの写真。
かっこよかったんであんま載せたくなかったんですけどね〜。

慈悲の心で載せました。

組みあがった機体をみんなでプラットホームまで運びます。
なんせ、うちの機体はでかいもんで、プラットホームに運ぶまで一苦労。幸いにも、運ぶ途中にはなんのトラブルも起きませんでした。

プラットホームに到着して、順番待ち。後は飛ばすだけ、だったのですが、強風のため、なかなか進まず、かなりの時間待たされていました。その間、強風が吹くたびに、翼が飛ばされそうになり、何度もひやひやしていました。

一方こちらは応援席の様子、左の写真は今年の応援団長の瀬尾洋行(19?)。右の写真は1年生の女の子たちとOBの鈴木さんです。


そして、8月1日の午後1時頃事件が起こりました。
ウチのチームの前のチームの尾翼が強風のため、突如真っ二つに・・。
嫌な予感がしました。
そのとき!
バキバキというテールビームの折れる音が・・・。
水平の後ろのビームが折れてしまいました・・。

このときは、頭真っ白でなんも考えられませんでした。
その後、ここで棄権するか、修理してもう1回チャレンジするかという会議が行われました。ここでは、みんな涙・涙でした・・・。
しかし、ケンゴさんの言葉をきっかけにみんなあきらめずに、修理して飛ばそう!ということになり、みんなで一丸となって、機体の修理にあたりました。

まずは、破ってしまったフィルムを修復していきました。このときのみんなの集中力はものすごいもので、1時間で片翼のフィルムを修復してしまいました。また、他大にもフィルムなどを提供してもらい、本当に感謝しています。


折れてしまったビームと、湖面に落ちて破損してしまった垂直の修復作業の風景です。
ビームの修復に関しては、OBの方々に協力してもらい、何とか修復できました。
OBさんたちが材料を調達してきて、修復している姿を見て、ただただ感服するばかりでした。

しかし、最終的には、風がやまずプラットホームから、KINGFISHERが飛び立つ姿を見ることはできませんでした。
しかし、ここまで機体を作ってきたことは決して無駄ではなかっと思います。
記録には残りませんでしたが、記憶に残る大会でした。
(これ3回目だね、いい加減しつこいか・・・。)

毎年恒例の写真撮影、この後なぜか流れで、琵琶湖に突入&ビールかけ。
そのとき、空は暗かったです・・・・。
ビールの差し入れをしてくれたOBさん、また、31日・1日とたくさんの差し入れをしていただいたみなさん、本当にありがとうございました。

ではあらためて

第28回鳥人間コンテストお疲れ様でした〜〜!



Download
提供していただいた写真をダウンロードできるようにしました。提供していただいた方ありがとうございました。

       photo by takahashi
01/02/03/04