2017/7/30,31 鳥人間コンテスト レポート

去年の鳥人間コンテストから1年、ついにこの場所に戻ってきました!
部員一人一人がそれぞれの想いを胸に目標の「5km」を目指して頑張ってきました。
S-230"Cygnus"最初で最後の晴れ舞台が始まります!


28日、29日に10tトラックと4tトラックに機体や荷物を積み込みます。
約1年間苦楽を共にした機体とはここで一旦お別れです。機体が無事琵琶湖に着くことを祈ってトラックを見送ります。
荷物の積み込みがすべて終わったら全体会議・当日の応援の確認を済まし、
私達も琵琶湖に出発です!


私達も機体も無事に琵琶湖に到着した後、準備を始めます。
去年は駐車場と駐機場が近かったため荷物の運搬が楽でしたが、今年は駐車場から
一番離れた場所なので、荷物運搬の時点で一苦労です。
駐機場にテントを建ててブルーシートを敷いたら、
機体に傷がつかないように細心の注意を払いながら機体を運びます。


今年からタイムトライアル部門が廃止になり、
30日に滑空機部門、31日にディスタンス部門を行います。
私達TBTは31日のディスタンス部門に参加するため前日の30日に機体審査を受け
万全の状態でフライトを行うために最後の調整を行います。
機体審査は機体が大きいため、テールビームは付けずに片翼のみ取り付けて行います。
片翼のみの接合ですが、周りに木や石がある場所での接合なので
気を付けながら接合します。



機体審査と同時にフィルムのシワ直しと傷チェック、プロペラを磨いたりと
各班が明日のフライトに向けて最終調整を行います。
幸いなことに機体審査も最終調整も問題なく終わりました。


     

準備がある程度終わったら全体会議を行います。
パイロット達から言葉をもらい部員の気持ちを1つにした後は、各自ご飯を食べたり
パイロットのウェアに寄せ書きをしたり、写真を撮ったり各々自由な時間を過ごした後
機体を固定しテントに幕をかけたりして就寝します。





31日になり、いよいよディスタンス部門のフライトの日です。
この日は朝から小雨が降っており機体にビニールシートをかけての接合となりました。

しかし幸いなことに雨は途中で止み、順調に接合が進んでいきます。
これがS-230最後接合となるので今までの経験を活かしながらミスの無いように
接合をしていきます。
全ての接合が終わりあとはプラットフォームを登るのみです!





雨は止みましたが風が強く吹いており、プラットフォームからモノや人が落ちないよう
慎重に進んでいきます。



ついにTBTのフライトの順番がやってきます。
強い風が吹くプラットフォームの上で、去年のフライトが頭をよぎります。
部員一同、去年のリベンジを目標に掲げてこの一年間頑張ってきました。
万全なフライトができる状態ではありませんが、応援席から聞こえてくる声を胸に、
ついにCygnusがプラットフォームから飛び立ちます!


プラットフォームから飛び立った瞬間強い横風に煽られましたが、
パイロットの操縦により無事定常飛行に移ることができました!


 

 

その後、機体はどんどんプラットフォームから離れていき、
チーム最高記録の6625.68mもの飛行をすることができました。
ディスタンス部門7位という結果に加え、サポーター賞も頂き
満足のいく結果を残すことができました。

 

 

今年のフライトでは目標の5kmを超えただけでなく、
チーム最高記録を更新することができました。
しかし、これに満足することなく、来年以降もより良い結果が出せるように
日々精進していきます。

琵琶湖でCygnusを飛ばすことが出来たのは、OB・OGの先輩方、後援会の方々の
支えと応援してくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。

Team Birdman Trialは新しい記録を作ることができるように、
日々、設計・製作に励んでいきますので、
今後とも応援の程よろしくお願いいたします!