2017/05/27,28 1st TestFlight Report

S-230 Cygnus 初のテストフライトを5/27~28日にかけて行いました。
曇り空でしたがそこまで風がない中のおだやかな試験でした。

TF前には1年生がアイロン班・手術班に分かれて翼の仕上げを一緒にしました。今回からの慣れない作業ながらも早い時間から頑張ってくれました。同時に4号館ロビーでは重心取りが行われています。

全体会議後にキャッチャー・ウイングマン・ストッパーに分かれて最後の説明です。初めてのTFなので綿密に行います。

TF会場のホンダエアポートに到着したら、トラックから荷物を下ろし接合開始です。初めての野外、しかも暗闇の中の接合で各々戸惑うこともありましたが順調に進んでいきました。

 

外が明るくなってきたらアップを済ましていよいよ試験開始です。
今までの走行試験とは大きく変わり、長い距離を速く走るため驚いていた一年生もいましたが、みんな機体から離されないよに一生懸命走っていました。

ジャンプ試験、ショート試験になるとさらに速くなるので、
少しずつ慣れていきましょう。

  1stTFフライト
1本目:転がし Max 40rpm
グランドクルーからストップライン手前でストップコールがかかった。

2本目:転がし Max 43rpm
始め左にそれる。その後パイロットとストッパーの操舵で右を向く。

3本目:転がし  Max 39rpm
はじめ右を向き右にそれていき、その後左を向いて滑走路の中央に戻り、
ストップがかかった。

4本目:滑走  Max 55rpm
始め右ロールした。ストップライン前でストップコールがかかる
40のコールをストップと聞き違えたとの報告があった。
またストップ後に大きくロールした。

5本目:滑走  Max 63rpm
右 左 左の順にロールした。

6本目:滑走  Max 61rpm
フライトをが始まり、ストップラインより前で浮いたのコールがあり、
ストップした。
動画を確認したところ、後輪の音が小さくなったのちパイロットがダウンに
きったためテールが持ち上がり、後輪が完全に浮いた。
パイロットの足回りが軽くなった点については、後輪の抵抗がなくなったこと、
主翼の揚力によって自走輪にかかる負荷が小さくなったためと思われる。
したがって、まだ浮上速度には達していないと判断した。
また、この結果から浮上速度は7.5~8m/s程度であると予想される。

 

今年の1stTFでは6本の試験を行うことができました。
無事フライトプラン通りの試験をすることができましたが、
終了時刻が後ろ倒しになってしまい、時間ギリギリでした。
2nd以降では余裕を持ったTFができるように頑張っていきましょう!