2011/07/10 4th TestFlight Report

S-170 Nexusでの最後のTFを7/9,10に行ってきました。

4thTFの組み立て時の空は星が沢山見えるような快晴。やはり天気が味方していると思えるTFです。

4thまでのフライトで数多くのジャンプ、ショートをこなして来ましたが、今回、ロングをメニューに導入するため、Nexusの“本気”を見ることが出来ると思われるTFであり、部員のやる気は最高峰に達してのものでした。

 

 

S-170のTF全体の目的は以下です。

  • パイロットの操舵感覚の育成
  • 琵琶湖で10km飛べる機体の調整
  • 10km飛ばせるチームの育成

 

3rdTFで、上げた目的の最終確認を行うことを目標に、今回のTFを行います。また、前回のTFで確認できなかった

  • ピッチの安定
  • Rの効きの確認

を確認すること、を目標として行いました。

 

右の写真二枚は、4th飛行時のフライトです。

 

 

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今年4回目のTFです。

アイロンがけを前回に比べかなり早く行うことが出来ました。今まで3回のTFを行ってきましたが、重ねるごとに技術がついていることが再認識できました。

荷物の整理、積み込み、など準備時の写真が左です。

3rdTFに加え、フェアリングのデザインも加えられ、着々と本番への微調整を重ねてきました。

 

 

4thTFも3rdTF同様、順調に準備行い、23:30に全体会議、0:30に学校を出発。

1:10に会場に付き、接合を開始、順調に接合を行い、3:10に接合完了。接合も4回目です。3rdTF以上にスムーズに接合を行うことができ、成長を実感する限りでした。その後、日が出る3:40まで待機し、その間、部員はアップを行い4:20頃からフライトを開始しました。

天候は日差しが痛いほど降り注いでいましたが、早朝から行えたため、空気も落ち着いてのベストコンディションでフライトに望むことが出来ました。

 

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4thTFのフライト    
1本目:ころがし 30rpm 無風 特に問題なし
2本目:滑走 60rpm 無風 特に問題なし
3本目:ジャンプ 95rpm 11時方向から0.2m/s ねじれチェーンがはずれ、ストップ
4本目:滑走 60rpm 無風 二回目のねじれチェーンがはずれ、回転数計に干渉。
5本目:ころがし 30rpm 06時方向から0.5m/s ねじれチェーンを変更しフライトを行う。特に問題なし。
6本目:滑走 60rpm 04時方向から0.4m/s 特に問題なし。
7本目:ジャンプ 95rpm 08時方向から0.2m/s 98rpmで浮上。ピッチ下げぎみ
8本目:ショート 95rpm 12時方向から0.8m/s 88rpmで浮上。
9本目:ショート 95rpm 12時方向から1.1m/s 93rpmで浮上。
10本目:ロング 95rpm 12時方向から0.8m/s 92rpmで浮上。機首下げ。
11本目:ロング 95rpm 09時方向から0.2m/s 90rpmで浮上。TBT過去最高記距離のフライト
     

 

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上の写真は、今回のフライトの写真です。

 

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今回のTFで、ねじれチェーンが外れてしまったとき、回転数計に接触し、つけ直すというトラブルが発生しました。結果として、フライトの進行に30分ほど影響を及ぼしてしまいましたが、ころがし、滑走と身長に試験をした後、ジャンプ、 ショート、ロングと続けていくことができました。

また、6:50分頃、左翼の接合調整を行いました。これは、接合部がズレている可能性があったためです。

4thTFでのピッチは下げ気味で行いました。フライト条件で大きく変わってしまうので、鳥コンまでに調整していきたいと思います。ラダーの方は特に問題なく動作することが分かりました。

 

 

4thはトラブルが多いTFでしたが、11本目にはTBTのTFでは過去最高距離と言っても過言ではないフライトを行うことが出来ました。

この距離は、部員にとって

ROAD TO 10KM

琵琶湖での10KM飛行を実現するための大きな証になったと思います。

 

すべてのTFを終えて、機体の大きな損傷も無く、S-170 Nexusとしても部としても大きく成長できたTFでした。

琵琶湖まで気を緩めず10KM飛ばしましょう!