10/07/11 5th TestFlight Report

今年度5回目のテストフライトを行いました。
今年度最後のテストフライトであり、また鳥人間コンテスト直前のため、いつも以上に気を引き締めて行いました。




18:30重心取り、E・R稼働試験を開始しました。その傍らでは翼の最終調整をして、万全のコンディションでTFに臨みます。
各種試験・調整が終わり次第トラックへ積み込みを開始しました。5回目のテストフライトとあって、21時には荷物を
トラックへ積み込む事が出来ました。







予定通り0時に全体会議を行いました、今回のテストフライトの目標を全員で共有しました。
今回は100m、200m級のロングフライトを行い、各班鳥人間コンテスト本番を想定したセッティングの確認をします。
また、パイロットも更なる操舵力の向上を目的としています。








1時に校舎出発し、ホンダエアポートに到着次第荷物を下ろし、機体の組み立てを開始しました。
キングポストを取り付け後、機速計に不備が見つかり、取り付けたキングポストを取り外すという事態が起きてしまいました。
取り外した後、早急に機速計を調整して再度キングポストを取り付けました。
二度もキングポストを取り付けてくれたギャバをはじめ、手伝ってくれた皆さん本当にお疲れ様でした。






キングポストを付け直すトラブルはありましたが、その後は順調に組み立てることができ、
夜明け前に機体を組み立て終わることが出来ました。
夜が明けるまでの待機中、グランドクルーはアップを入念に行い、ロングフライトに備えました。







夜明けとともに試験開始です。
まず、転がし・滑走試験で、機体のセッティングやコンディションを確認します。








大きなトラブルが起きなかったため、ジャンプ・ショート試験を行いました。
設定機速に達しても機体が浮上しなかったため、足まわり回転数を100rpmから110rpmに変更して試験を再開しました。
しかし、追いつけないほどの機速になりましたが、思うように離陸しません。
設計者が集合して相談した結果、翼の迎角を変更することにしました。








迎角を調整後、すぐに試験を再開しました。
ホンダエアポートさんのはからいにより、朝一番の飛行機の離陸時間ぎりぎりまで滑走路を使用できる許可をいただきました。
そして15本目には100メートル級のフライトをすることが出来ました。









16本目、200メートル級のフライトに挑戦しました。全員再度気を引き締め直して試験に臨みます。
離陸後、機体が急激に上昇して一瞬ひやっとしましたが、すぐに高度を下げることができ、
その後は安定した飛行をさせ、きれいに着陸しました。25秒間の飛行をすることができ、およそ190メートルの
距離を飛ばすことが出来ました。
全員すぐさま機体のまわりに駆け寄り、喜び合いました。









まだ滑走路を使用できる時間があったため、もう一本200メートル級のフライトに挑戦しました。
もう一度気を引き締め、最後のフライトに臨みます。
そして、











約28秒間の飛行をして200メートル級のフライトをすることが出来ました。










今年から導入したストッパー。全力で機体に追いつき、今回のロングフライトでも機体を無事に停止させることが出来ました。
ストッパー指揮の関をはじめ、ストッパーの皆さん本当にお疲れ様でした。
ストッパーのみんなで銀河系超光速集団のエースである、なかじの胴上げをしました(笑)
最後にストッパーで集まり集合写真をパチリ!







今年度最後のTFも無事終わることが出来ました。
次のフライトは鳥人間コンテストです。最高のコンディションで鳥人間コンテストに臨めるようにがんばりましょう。
参加した皆さん本当にお疲れ様でした。