S-070 “littleWING"では,皆さん大変お疲れ様でした.僕にとってS-070のネジ1個からエポの硬化跡など,至る所に思い出や想いが詰まった機体となりました.思い起こせば,S-060の時に自分の限界以上の事をやり遂げたと思っていた自分が,学科が忙しくなる3年後期から4年という時期にS-070に関わるのは,無理だと考えていました.だから.自分が設計者になるなんて考えてもいませんでした.そんな自分がS-060鳥コン直後から「このまま終わりにしたくない.終われない.」という想いから設計者に立候補し,想うがままに突っ走ってきました.本当に好き勝手にやってきたので,みんなには多大な迷惑と無茶な
注文ばかりをしてきました.この場を借りて「ごめんなさい」,こんな僕を支えてくれて「本当にありがとうございました」.
みんなのお陰で,普通の人の数年分位の時間が「1年間」という短い期間」に詰まっていたんじゃないのか?と思えるほど
充実した時間を過ごせました.機体に詰まった想いや製作期間の充実感は,みんなも同じ様に感じていると思います.
S-070では,野村昌樹・・・・(何か変なので,いつも通りに言い直して)ノムさんから受け取った“大切なバトン”を僕なりに
しっかりと握り締めて走って来れたんじゃないかなと思っています.みんなは,どう思います?(ダメかな?)
 この1年間の機体製作を通じて,学んだ事を少々伝えさせて下さい.それは,「自分の限界を自分で決めない」という事.
自分の限界が眼で見えたら楽なんだけど,そうもいかないから自分でみんな (僕も含めて) 限界ラインを引いちゃいます.
でも,そのラインは,絶対に本当の限界よりも手前にあるはず.だから,何事にも「自分に出来ない事はない!!」くらいの気持ちでガムシャラに突っ走ってれば,いつの間にか自分の限界(ニセモノもホンモノも含めて)なんて超えてるもんです.
どんな事でも何とかなるもんです!!(共感してくれる人が,1人でもいたら嬉しい・・・)
 あと,「もっと頑張りたいんだけどなぁ〜」とか「今更,馴染み難いよな〜」と感じている人達へ少々.僕の話になってしまうけど,僕が入部したのは6月(文化会総会には,「部員になってないから来なくていいよ」なんて言われたし・・・悲しい・・・)で,その年の最後の入部部員でした.当然すでに馴染みまくってる人達ばかりで,最初は週に1〜2度の出席率でした.話し相手もいなかったし・・・・.だから,その年のテストフライト参加も1回だけ.そんなだった僕が,設計者やら部長やらになってしまった・・・.だから,今からでも全然遅くないです.馴染めます!頑張れます!作業が分からなければ,分かりそうな同級生でも先輩にでも「何かする事ある?」と一言聞ければ,飛行機を作るのが楽しくなるかもしれないし,簡単な会話がきっかけで,いつの間にか馴染んでしまうのかもしれない.きっかけは人それぞれだと思うけど,どんな形でもいいから他の人達と関わってみてください.絶対に楽しくなると思います.(経験談なんだけど,ちょっと偉そうかな・・?)
 こんな僕ですが,S-070からS-080へのバトンリレーの手助けができればなぁ〜と思っています.お疲れ様でした.
そして,頑張ってください!!
(S-070 "little WING" へ戻る)